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女子大生 水野果歩
第91章 女子大生 水野果歩(91)
富田はぐっすり眠っている。

昨晩いつも以上に燃えたSEXのせいもあるのか、深い眠りだった。

繋がっている時の果歩の身体の感触、果歩の声、果歩の表情・・・その全てが、経験豊富な富田に新鮮な興奮を与えたのだ。

果歩を何度イカせても、富田が何度射精しても、その興奮が治まることはなかった。

頭を空っぽにして本能のままに腰を振り合ったふたり。

SEXを通してシンクロし合った2人はお互いのどんな場所も、どんな体液も、汚いとは感じない。

脳髄まで溶けてしまいそうな快感。

五感を、いや、人間が持つ全ての感覚を刺激される極上のSEXだったと言ってもよかった。

多少身体は疲労していたが、それは嫌なものではなく、丁度良い、満足感に似たようなものだった。

清純な果歩の身体を味わい尽くした、自分の体液で汚しきったというサディスティックな男としての満足感。

果歩を自分のモノにしたという優越感。

いい気分だった。



ぼんやり目を開け、目覚める。

部屋のカーテンが風に揺れて、その隙間から時折外の光が差し込む。


富田 「ん・・・もう何時だ・・・?」


身体を起こし、ベッドの傍らにあった時計の針を確認する富田。

もうすでに昼前だった。

昨日は明け方近くまで果歩との性行為に没頭していたのだから当然か。


富田 「・・・・・・ん?」


ふと自分の横を見ると、果歩がいない。

寝てる間は、なんとなくだが隣に裸の果歩がいるのを感じていた。


・・・どこへ行ったんだ・・・


富田はベッドから降り、裸の姿にバスローブを羽織って寝室のドアへ向かう。


・・・シャワーでも浴びているのか・・・それとも・・・

彼氏以外との性行為、それに罪悪感を感じ帰ったか・・・


富田の脳裏にそんな事が浮かぶ。

真面目な果歩なら十分にありえる事だ。
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