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女子大生 水野果歩
第94章 女子大生 水野果歩(94)
果歩 「知子ちゃん、おはよう!」
知子 「・・・果歩っ!?・・・・はぁ・・・おはよう。」
大学の講義室に入ってきた果歩は真っ先に知子が座っている席の隣に座った。
果歩の声に知子は少々呆れた様子で果歩にあいさつを返した。
知子 「随分と長いこと実家に帰ってたのね?今日何曜日か知ってる?」
果歩 「木曜・・・あのね、お母さんがせっかく帰ってきたんだからゆっくりしてきなさいって・・・。」
知子 「へぇ~・・・躾(しつけ)に厳しい果歩のお母さんが大学休んでまで実家にいろって?」
知子は疑り深そうな目で果歩の表情を見ながら聞く。
果歩 「え?あ~まぁ・・・お母さんも私が大学生になって居なくなってからは実は結構寂しかったんだと思うな、うん。・・・ほら、あ~見えてもお母さん結構寂しがり屋さんだからね。」
知子の鋭い質問に明らかに焦っている様子の果歩。
知子 「へぇ~そうなんだ・・・果歩もすごい寂しがりやだもんね・・・。」
果歩 「・・・え?そう・・・かな・・・?」
果歩のリアクションに知子は、思わずため息を付く。
知子 「はぁ・・・もう・・・それはともかく、大学休む時はメールくらいしてよね?」
果歩 「ぁ・・・うん、ごめんね・・・。」
必死に言い訳のような見え見えの嘘を付く果歩に知子は終始呆れ顔であったが、同時に果歩の事実を隠したくなる気持ちも分からなくはなかった。
知子には果歩がどこかの男性といっしょにいたという確信はなかったが、果歩が何か自分に知られては都合の悪い事を隠している事だけはわかった。
もし男性といっしょに居たとしたならば、彼氏である友哉と共通の親友である自分にはきっと知られたくないだろう。
知子 「・・・・・。」
しかし知子の性格上、それを追及しないまま過ごすのは些か(いささか)無理があったのかもしれない。
噂話、恋愛話、男女のいざこざ話が大好物な知子19歳。
そして案の定、この日の内にその我慢は限界を向かえた・・・。
知子 「・・・果歩っ!?・・・・はぁ・・・おはよう。」
大学の講義室に入ってきた果歩は真っ先に知子が座っている席の隣に座った。
果歩の声に知子は少々呆れた様子で果歩にあいさつを返した。
知子 「随分と長いこと実家に帰ってたのね?今日何曜日か知ってる?」
果歩 「木曜・・・あのね、お母さんがせっかく帰ってきたんだからゆっくりしてきなさいって・・・。」
知子 「へぇ~・・・躾(しつけ)に厳しい果歩のお母さんが大学休んでまで実家にいろって?」
知子は疑り深そうな目で果歩の表情を見ながら聞く。
果歩 「え?あ~まぁ・・・お母さんも私が大学生になって居なくなってからは実は結構寂しかったんだと思うな、うん。・・・ほら、あ~見えてもお母さん結構寂しがり屋さんだからね。」
知子の鋭い質問に明らかに焦っている様子の果歩。
知子 「へぇ~そうなんだ・・・果歩もすごい寂しがりやだもんね・・・。」
果歩 「・・・え?そう・・・かな・・・?」
果歩のリアクションに知子は、思わずため息を付く。
知子 「はぁ・・・もう・・・それはともかく、大学休む時はメールくらいしてよね?」
果歩 「ぁ・・・うん、ごめんね・・・。」
必死に言い訳のような見え見えの嘘を付く果歩に知子は終始呆れ顔であったが、同時に果歩の事実を隠したくなる気持ちも分からなくはなかった。
知子には果歩がどこかの男性といっしょにいたという確信はなかったが、果歩が何か自分に知られては都合の悪い事を隠している事だけはわかった。
もし男性といっしょに居たとしたならば、彼氏である友哉と共通の親友である自分にはきっと知られたくないだろう。
知子 「・・・・・。」
しかし知子の性格上、それを追及しないまま過ごすのは些か(いささか)無理があったのかもしれない。
噂話、恋愛話、男女のいざこざ話が大好物な知子19歳。
そして案の定、この日の内にその我慢は限界を向かえた・・・。