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女子大生 水野果歩
第95章 女子大生 水野果歩(95)


着替えを終え、富田との約束通り駐車場に向かった果歩。


果歩 「えっと・・・富田さんの車・・・」


・・・ファ~ン!

車のクラクションが鳴る。

その音が聞こえた方向に目を向けると、すでに自分の車に乗り込み、運転席でこちらに手を振る富田の姿があった。

果歩は笑みを浮かべながら富田の車へ向かった。


ガチャ・・・


富田 「フッ・・・来たな・・・いい子だ。遠慮なく乗れよ。」

果歩 「・・・は、はい・・・。」


黒い光沢を放つ高級車。

大人の男の車・・・そんなオーラを放つ車の助手席に、色白で可愛げな女の子が乗り込む・・・運転席に座る男と、これから性行為をしに行くために・・・。


富田 「腹減ってるだろ?ていうか俺が減ってるからどっか飯食いに行くぞ。」

果歩 「・・・・はい・・・。」

富田 「・・・それとも・・・早くしたくて我慢できないか?」

果歩 「・・・ぇ・・・そ、そんな事・・・。」


富田の言葉に顔を赤くして反応する果歩。

しかし、富田の指摘された事は満更でもなかった。

正直に言えば、富田に早く抱かれたい・・・果歩の心の中にはそういう気持ちもあった。


車のライトが付き、動き出す。

・・・ガサ・・・

そして果歩がシートベルトをしようとした時、一瞬背後に気配を感じた果歩。

果歩 「・・・・・?」


そして後部座席にいた人影は動く。


山井 「・・・果歩ちゃんっ。」


果歩 「ぇ・・・キャッ!・・・や、山井さん!?」


全く予期していなかった出来事に果歩は目を丸くして驚いた。

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