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女子大生 水野果歩
第107章 女子大生 水野果歩(107)

知子 「・・・果歩、遅いわねぇ・・・まさか今日も休むつもりかしら。」
朝の大学、講義室の隅っこの席でカバンからノートなどを出しながら独り言を呟く知子。
もうすぐ講義が始まるというのに果歩はまだ来ていない。
今週始めの3日間は休み、木曜の昨日、久しぶりに大学に来た果歩。
しかし今日も休んでしまえば果歩は今週一日しか講義を受けていない事になる。
アルバイト先の富田というオーナーと男女の関係になったと、昨日知子は果歩から知らされた。
やはり今日もその富田という男性が原因で休む事になっているのだろうか。
知子は頭の中でそんな事を考えながら、腕時計で時間を確認する。
知子 (果歩ったら意外とハマッちゃうと周り見えなくなるタイプだったのね・・・)
しかし時計の針が9時を指そうとする直前、知子の耳に聞きなれた声が届く。
果歩 「知子ちゃん!おはよっ!・・・ハァ・・・間に合ったぁ。」
知子 「果歩ぉ!・・・どうしたの寝坊?てっきり果歩今日も休みなのかと思った。」
走ってきたのか、果歩は内股の膝に手をつき息を切らしている。
果歩 「ハァ・・・ハァ・・・さすがに・・今日まで休めないよぉ、これ以上休んでお母さんにでも知られたら大変だし・・・。」
そう言いながら知子の隣の席に着く果歩。
知子 「果歩のお母さんてすっごい優しいのに、果歩だけには厳しいもんねぇ。」
果歩 「うん・・・だから大学は1人暮らしできてホント良かったよぉ。この歳でお母さんに怒られるのもうやだもん。」
ニコニコ笑みを浮かべながら話す果歩。いつも通りの果歩らしい可愛い笑顔だった。
知子 「フフッ・・・でもあんまりだらしない事してたら実家から通いなさいって言われちゃうわよね、きっと・・・・・あっ!」
会話の途中、何かに驚いたように知子が声を上げた。
果歩 「・・・ん?どうしたの知子ちゃん。」
知子 「え?あ・・・ううん、何でもない・・・。」
少々慌てた様子で何もなかったかのように取り繕う知子。
果歩は不思議そうに知子を見つめていたが、それ以上は聞かなかった。
朝の大学、講義室の隅っこの席でカバンからノートなどを出しながら独り言を呟く知子。
もうすぐ講義が始まるというのに果歩はまだ来ていない。
今週始めの3日間は休み、木曜の昨日、久しぶりに大学に来た果歩。
しかし今日も休んでしまえば果歩は今週一日しか講義を受けていない事になる。
アルバイト先の富田というオーナーと男女の関係になったと、昨日知子は果歩から知らされた。
やはり今日もその富田という男性が原因で休む事になっているのだろうか。
知子は頭の中でそんな事を考えながら、腕時計で時間を確認する。
知子 (果歩ったら意外とハマッちゃうと周り見えなくなるタイプだったのね・・・)
しかし時計の針が9時を指そうとする直前、知子の耳に聞きなれた声が届く。
果歩 「知子ちゃん!おはよっ!・・・ハァ・・・間に合ったぁ。」
知子 「果歩ぉ!・・・どうしたの寝坊?てっきり果歩今日も休みなのかと思った。」
走ってきたのか、果歩は内股の膝に手をつき息を切らしている。
果歩 「ハァ・・・ハァ・・・さすがに・・今日まで休めないよぉ、これ以上休んでお母さんにでも知られたら大変だし・・・。」
そう言いながら知子の隣の席に着く果歩。
知子 「果歩のお母さんてすっごい優しいのに、果歩だけには厳しいもんねぇ。」
果歩 「うん・・・だから大学は1人暮らしできてホント良かったよぉ。この歳でお母さんに怒られるのもうやだもん。」
ニコニコ笑みを浮かべながら話す果歩。いつも通りの果歩らしい可愛い笑顔だった。
知子 「フフッ・・・でもあんまりだらしない事してたら実家から通いなさいって言われちゃうわよね、きっと・・・・・あっ!」
会話の途中、何かに驚いたように知子が声を上げた。
果歩 「・・・ん?どうしたの知子ちゃん。」
知子 「え?あ・・・ううん、何でもない・・・。」
少々慌てた様子で何もなかったかのように取り繕う知子。
果歩は不思議そうに知子を見つめていたが、それ以上は聞かなかった。

