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女子大生 水野果歩
第110章 女子大生 水野果歩(110)

友哉は半分諦めていた。
俺なんかが果歩のような女の子と付き合えるわけがないと。
果歩はよく話しかけてきてくれるし、気が合った。果歩と話す時間はこれ以上ない程幸せだった。
だが同時に友哉には心配事があった。
いつか果歩に「私彼氏できたんだぁ」と言われるのではないかと。いや、必ずその時は来てしまうだろうと。こんなに可愛らしく、魅力的な女性なのだから。
そんな事を考え始めると、悩んで夜も眠れない日々が続いた。
初めて経験する好きな人の事を思い、胸が締め付けられる感覚。
もう自分の気持ちが抑えられなかった。
そして悩んだ末友哉は決めたのだ。果歩に気持ちを伝えようと。
自分はきっとフラれるだろうと、友哉は覚悟していた。
自分は顔は良くないし、女性と付き合った経験だってない。
そんな未熟な男に果歩が振り向いてくれるはずがない。
自分の気持ちを伝えるだけ、伝えたいだけなんだ…。
そして学部内の友達グループでキャンプに行った時、夜、星空の下で友哉は果歩にありのままの自分の気持ちを伝えた。
フラれる覚悟でした告白。
しかし果歩の口からは言葉は、友哉の予想を覆すものだった。
果歩 「・・・私・・・私も友哉君の事が好き・・・。」
それからは、夢のように幸せな日々だった。
お互いに異性と付き合うのは初めてで、周りから見る2人は実に初々しいカップルであった。
最初は果歩の前では緊張気味だった友哉も、お互いに〝友哉〟〝果歩〟と呼べるようになり、元々高校時代は生徒会長もしていてしっかりしている友哉は、徐々に果歩をリードできるお付き合いができるようになっていった。
友哉が海外留学を決意したのは、そんな素敵な果歩を守るため、社会に出てもしっかりとやっていける男になるためと思っての事だったのだ。
果歩を愛していた。
いずれ果歩と結婚したいと、友哉は本気で思っていたのだ。
その気持ちは今でも変わらない。
電話越しに聞こえてくる果歩の悲しそうにすすり泣く声に、友哉はただ戸惑っていた。
友哉 『・・・ごめん果歩・・・俺・・・』
果歩 「・・・ぅ・・・ううん・・・違うの・・・私が悪いの・・・」
やっと聞こえた果歩の小さな声に、友哉は心配そうに耳を傾けた。
俺なんかが果歩のような女の子と付き合えるわけがないと。
果歩はよく話しかけてきてくれるし、気が合った。果歩と話す時間はこれ以上ない程幸せだった。
だが同時に友哉には心配事があった。
いつか果歩に「私彼氏できたんだぁ」と言われるのではないかと。いや、必ずその時は来てしまうだろうと。こんなに可愛らしく、魅力的な女性なのだから。
そんな事を考え始めると、悩んで夜も眠れない日々が続いた。
初めて経験する好きな人の事を思い、胸が締め付けられる感覚。
もう自分の気持ちが抑えられなかった。
そして悩んだ末友哉は決めたのだ。果歩に気持ちを伝えようと。
自分はきっとフラれるだろうと、友哉は覚悟していた。
自分は顔は良くないし、女性と付き合った経験だってない。
そんな未熟な男に果歩が振り向いてくれるはずがない。
自分の気持ちを伝えるだけ、伝えたいだけなんだ…。
そして学部内の友達グループでキャンプに行った時、夜、星空の下で友哉は果歩にありのままの自分の気持ちを伝えた。
フラれる覚悟でした告白。
しかし果歩の口からは言葉は、友哉の予想を覆すものだった。
果歩 「・・・私・・・私も友哉君の事が好き・・・。」
それからは、夢のように幸せな日々だった。
お互いに異性と付き合うのは初めてで、周りから見る2人は実に初々しいカップルであった。
最初は果歩の前では緊張気味だった友哉も、お互いに〝友哉〟〝果歩〟と呼べるようになり、元々高校時代は生徒会長もしていてしっかりしている友哉は、徐々に果歩をリードできるお付き合いができるようになっていった。
友哉が海外留学を決意したのは、そんな素敵な果歩を守るため、社会に出てもしっかりとやっていける男になるためと思っての事だったのだ。
果歩を愛していた。
いずれ果歩と結婚したいと、友哉は本気で思っていたのだ。
その気持ちは今でも変わらない。
電話越しに聞こえてくる果歩の悲しそうにすすり泣く声に、友哉はただ戸惑っていた。
友哉 『・・・ごめん果歩・・・俺・・・』
果歩 「・・・ぅ・・・ううん・・・違うの・・・私が悪いの・・・」
やっと聞こえた果歩の小さな声に、友哉は心配そうに耳を傾けた。

