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女子大生 水野果歩
第111章 女子大生 水野果歩(111)

やはり果歩の心の奥深くには友哉がいたのだ。

富田と共に堕ちていった底の見えない世界にいた果歩に、友哉は光の手を差し伸べてくれた。

友哉の愛の告白に、果歩の心は温かく包まれた。

また、あの友哉との幸せな日々を送る事ができる・・・そう思うと、果歩は心の底から嬉しい気持ちになった。

そしてそれと同時に果歩は決心したのだ。

富田との関係に自らけじめを付ける事を。

そうすれば、また元に戻れる・・・友哉といっしょに・・・。



自分の考えている事が最低なのは分かっている。

でも、もう友哉との幸せを失いたくない・・・

富田との関係が友哉に知られても、友哉は自分を好きで居てくれるだろうか・・・

もしダメだったら・・・

そう思うと、今はまだ果歩にはどうしても言えなかったのだ。

だからせめて、自分だけで、富田との関係を絶つと決心した。

それから、友哉に全てを話そう。


その夜、友哉は果歩が泣き止むまで電話で話をしてくれた。

海外生活での楽しかった事、果歩との楽しかった思い出やこれからの事の話を。

久しぶりの温かな友哉との時間だった。

この幸せがいつまでも続く事を、2人はいっしょに願っていた。







その同じ頃、トミタスポーツの事務室では富田と山井が、ソファに座りタバコを吸いながら話をしていた。


富田 「おい山井、明日は果歩を大林の所に連れて行くから、お前もいっしょに来いよ。」


山井 「え!?もう果歩ちゃんを大林さんの所に連れて行くんスか?大丈夫なんですか?」


富田 「フッ、いいんだよ。大林に果歩の写真見せたら、早く連れてきてくれって涎垂らしてたからなぁ。」


山井 「わぁ~大林さんマジ変態だからなぁ・・・果歩ちゃんもついに本格的に汚れていくんすね?」


富田 「ハハッ楽しみだろう?明日は果歩に変態の壁を越えてもらぜ。」


山井 「へへ・・・楽しみっすね・・・。」


不気味な男達の笑い声が、夜の事務室に響いていた・・・。

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