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女子大生 水野果歩
第9章 女子大生 水野果歩(9)
「ところでさ・・・果歩ちゃん?」
「・・・え?あ、ハイ?なんですか?」
「フフ・・・何か考え事してた?」
「え?い、いえ・・・別に・・・」
秋絵の声に気づき、ついつい顔を赤くして慌ててしまう果歩。
もうあの事は考えちゃだめ・・・
「ところで、果歩ちゃんは友哉君との付き合いは順調みたいだけど・・・フフ・・・あっちの方はどうなのかな?あっちの相性もいいのかしら?」
「あっち・・・ですか・・・?あっちって・・・?」
よく秋絵の言ってる意味がわからないのか、果歩は首をかしげている。
「あ~それ私も聞きたかったんだぁ!で、果歩、どうなの?フフ・・・」
「え・・・?あっちって?なに知子ちゃん?」
「え~果歩とぼけすぎよぉ!あれよあれ、ほらぁ・・・愛しあう男女がする事があるでしょう?もう・・・」
「え・・・あっ・・・」
知子のその言葉を聞いて、やっとその意味がわかった果歩はなんと言っていいのかわからなくなり、恥かしそうに下を向いてしまった。
「ていうか、果歩と友哉君がエッチしてるところってなんか想像できないなぁ、友哉君まじめだし。」
「も、もう・・・知子ちゃん想像しなくていいよぉ・・・」
「フフ・・・でも果歩ちゃんと友哉君も1年以上付き合ってるんだし。当然エッチはもうしたんでしょう?」
「秋絵先輩・・・・・・・・・はい・・・あの・・・エッチは・・・」
顔を真っ赤にして恥かしそうにそう答えた果歩。
普段そんな会話はあまりしない果歩だが、今日はお酒の力もあったのかもしれない、そこは素直に答えた。
「え~!やっぱり果歩もエッチするんだぁ、アハハッ、ねぇねぇ友哉君と果歩ってどんなエッチするのぉ?」
「もぉ~なんで・・・知子ちゃんすっごい酔っ払ってるでしょ?」
「だってぇ、果歩がどんなエッチするのか気になるんだも~ん。」
「もう・・・やだぁ知子ちゃんお酒飲むとぉ・・・」
果歩は恥ずかしがりながら知子からの質問に困った様子だった。
「フフ・・・でもね果歩ちゃん、エッチの相性って男女間にとってはすごく重要なのよ。」
「そ・・・そうなんですか・・・?」
秋絵は果歩にやさしく教えるような感じでそう言った。
果歩もこういった話に興味がないわけではなかった。
いや、むしろ知識が少ない分、本心では興味津々だったのかもしれない・・・。