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女子大生 水野果歩
第116章 女子大生 水野果歩(116)
果歩 「ぁぁ・・・こんな・・・イヤ・・・」


果歩は羞恥的な体勢を虐げられながら、顔を赤くしている。

しかし嫌々と口ずさみながらも、果歩は身体をバタつかせたりする程の大きな抵抗を見せていない。

心の底から富田の行為に嫌悪感を抱いているのなら、もっと激しく抵抗するはずだ。

だが、果歩はそれをしない。

それは果歩の中に存在するもう1つの感情が原因だった。


もうこれ以上友哉を裏切るような行為はしたくない。昨日、電話とはいえ、友哉と過ごした時間は本当に幸せに満ちた時間だった。その幸せはきっと何にも変えがたいものなのだと思った。
だからもうこんな事はすぐにやめないといけない・・・。


それが果歩の本心のはずだった。

しかし、富田からの強引な愛撫を受けている内に生まれてきたもう1つの感情。


〝このまま富田さんに無理やりメチャクチャにされたい〟


果歩自身も今まで知らなかった自分の性癖。

その隠れた性癖が今、果歩の心の奥から顔を出し始めたのだ。


今までの富田や山井とのSEXは〝いけない関係〟ではあったものの、果歩も合意の上でのSEXだった。

しかし今は違う。

富田は果歩の身体を力で押さえつけ、そして果歩の身体を強引に奪おうとしている。

嫌だという果歩の言葉は嘘ではない。しかし一方で果歩はこの強引に進められる性交渉というシチュエーションに確かに性的興奮を抱いていたのだ。


『・・・今頃俺から離れるなんて無理なんだよ・・・それを自覚させてやる・・・』


あの時の独占欲に満ちた富田の言葉、表情、目・・・それを見た瞬間、果歩はゾクゾクと身体の芯が震えるような感情を抱いた。

嫌悪感や恐怖感じゃない。

富田の言葉はその時、果歩の身体の奥深くに存在するマゾヒズムな本能を呼び起こしたのだ。

まさにそれは、性的興奮であり性的悦びであった。


果歩 「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」


富田 「へへ・・・ホントにグッチョリだな。」


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