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女子大生 水野果歩
第119章 女子大生 水野果歩(119)
富田 「ハハッ、果歩こんな所へは来た事ないだろ?」


果歩 「は・・はい・・・あの・・・本当にこのお店に入るんですか?」


山井 「へへ・・果歩ちゃん、これでもここは女性やカップル向けのお店なんだぜ?」


果歩 「え・・・?ホントですか?」


富田 「まぁとにかく入るぞ。」


富田と山井に言われるがままに共に店内に足を踏み入れる果歩。


・・・やだ・・・このお店って・・・・


果歩が驚くのも無理はない。

その店は、大人向けのアダルトグッズ、つまり大人のオモチャの販売を専門とする店であったからだ。

富田と山井に付いて歩きながら果歩は店内をキョロキョロと落ち着かない様子で見渡している。

店内の至る所に並べられているいかにも卑猥な形をしたオモチャたち。

多種多様なバイブレーターやローターはもちろん、派手な女性用下着やロープや大きなオモチャの注射器など、果歩にはいったい何に使うのか分からないような物も沢山あった。


・・・イヤ・・・ここ、本当に女性向けのお店なの?・・・


果歩の頭に浮かぶ当然の疑問に、富田がタイミングよく答える。


富田 「ここのビルは全体が女性向けの店舗になっていてな、1階は洋服、2階はスイーツ、3階はエステ・・・で、4階は女性向けアダルトグッズの販売店になっているって事さ。」


果歩 「そ、そうなんですか・・・」


富田 「まぁこの4階だけは会員以外は入れないようになってはいるんだがな。」


そう果歩に富田が説明していると、店の置くから1人の小柄な男が出てきた。


大林 「おぉ富田さん、いらっしゃいましたか。お待ちしてましたよ。」


店の事務室のような所から出てきたその大林という男は、、度の強い黒縁メガネをかけ、あごに不精髭を生やした、なんというか、小汚い印象を受けられても仕方ないような容姿であった。


富田 「久しぶりだな、どうだ?店の方の調子は。」


大林 「えぇそりゃもう、富田さんのお陰で多くの女性のお客さまに来て頂いて、商売繁盛ですわ。」

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