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女子大生 水野果歩
第132章 女子大生 水野果歩(132)

ガチャ・・・
トイレの個室を出て水道で手を洗い、ハンカチで手を拭き、目の前の鏡を見つめる果歩。
・・・胸が苦しい・・・泣きそう・・・
果歩 「・・・ハァ・・・。」
しかしそんな感情を抱きながらも、果歩は感じていた、まだ取りきれない下腹部のウズウズ感を。
知子との電話で冷めかけていた下腹部の熱はまだ残っている。
苦しい胸の奥と、疼く下腹部。
自己嫌悪と、こんな精神状態でも再び沸き上がってくる淫らな欲求。
もう果歩には気持ちの余裕がなかった。
そして今の果歩は、この両方を解放させる方法を1つしか知らない。いや、それしか考えられなかった。
果歩には1つの選択肢しかなかったのだ。
ガチャ・・・
それは・・・すべての事を忘れさせてくれる〝快楽〟だ。
果歩 「ァ・・・ハァ・・・ァ・・・」
再びトイレの個室に入った果歩は、すぐに下着を脱いで途中だった自慰行為を再開させた。
目に涙を溜めながら、手を激しく動かして自身の身体を弄る果歩。
数秒で身体は火照りだし、甘い快感が下腹部を中心に全身に広がっていく。
溜まった欲求はもちろん、苦しかった想いも、全てを快感が奪っていってくれる。
胸を締め付けていたモノが快感に溶け、流れ出ていく感覚が気持ちいい。
果歩 「ハァ・・ァ・・・ァ・・・」
そして果歩は気付いたのだ。
マイナス要素でしかなかった罪悪感や自己嫌悪さえ、もはやこの快感のスパイスになっている事に。
異常だと思うが自分の身体はもう、そうなってしまっている。
・・・クチュクチュ・・・
果歩 「ハァァ・・・ハァァ・・・・ァ・・・」
トロッとした果歩の蜜が内腿を伝って下へ落ちる。
自らの手で迎える緩やかな快感絶頂に浸りながら、果歩は思っていた。
・・・私・・・もう戻れないんだ・・・

