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女子大生 水野果歩
第138章 女子大生 水野果歩(138)

友哉 「果歩・・・どうしたんだろう・・・。」
留学のためオーストラリアに来てから数ヶ月、友哉はとても充実した日々を送っていた。
留学先の学校には地元の人達はもちろん、中国人や韓国人インド人と違う文化で育った学生が皆英語で会話している。
日本人の留学生は年々減少しているが、友哉にとってはそれが功を奏していた。
数年前なら周りは日本人ばかりで英語の上達なんてしやしなかったが、今は違う。
英語を話せれなければ生活困難という状況が友哉の英語上達の要因だった。
一ヶ月のホームステイを終えてからは、自分で探したアパートで1人暮らし。
家賃も自分で払いながらの生活のため、毎日レストランでのアルバイトも大忙しだ。
そんな忙しい中で充実感を日々感じつつ、友哉の中には1つの心配事があった。
日本にいる恋人、果歩の事だ。
先週、久しぶりの果歩との電話で、自分の不注意で勘違いを招き、果歩を泣かせてしまっていた事に気付いた友哉。
友哉はそれで大いに反省した。
実は正直な事を言えば友哉はこの数ヶ月間、アルバイトと学校の勉強で頭がいっぱいで果歩の事を考える事が少なくなっていた。
携帯電話とパソコンの故障も、やろうと思えばもっと早く修理できていただろう。
もちろん果歩を嫌いになった訳でもないし、恋愛感情が冷めた訳ではない。
だがしっかりしている様に見える友哉でも実際はまだ若い、この忙しさの中で果歩の事を考える余裕がなかったのだ。
それに忙しくても日本にいる時のように、少しでも会う時間があれば何か違ったのかもしれないが、ここはオーストラリアで果歩が居るのは日本、遠距離恋愛の難しさを痛感した。
しかし先週の電話で果歩の泣く声を聞いてから、友哉は改めて果歩を一生のパートナーにする事を心に決めた。
果歩は友哉が初めて本気で好きになった女性だ。
一途な性格の友哉は、付き合うならいつか結婚を・・・という少々堅い男。
毎日机の上に飾ってある果歩といっしょに撮った写真を見つめながら、今頑張っているのは果歩との将来のためだと言い聞かせる。そうすれば少々辛い事が起きても友哉はそれを乗り越えられると信じていた。
留学のためオーストラリアに来てから数ヶ月、友哉はとても充実した日々を送っていた。
留学先の学校には地元の人達はもちろん、中国人や韓国人インド人と違う文化で育った学生が皆英語で会話している。
日本人の留学生は年々減少しているが、友哉にとってはそれが功を奏していた。
数年前なら周りは日本人ばかりで英語の上達なんてしやしなかったが、今は違う。
英語を話せれなければ生活困難という状況が友哉の英語上達の要因だった。
一ヶ月のホームステイを終えてからは、自分で探したアパートで1人暮らし。
家賃も自分で払いながらの生活のため、毎日レストランでのアルバイトも大忙しだ。
そんな忙しい中で充実感を日々感じつつ、友哉の中には1つの心配事があった。
日本にいる恋人、果歩の事だ。
先週、久しぶりの果歩との電話で、自分の不注意で勘違いを招き、果歩を泣かせてしまっていた事に気付いた友哉。
友哉はそれで大いに反省した。
実は正直な事を言えば友哉はこの数ヶ月間、アルバイトと学校の勉強で頭がいっぱいで果歩の事を考える事が少なくなっていた。
携帯電話とパソコンの故障も、やろうと思えばもっと早く修理できていただろう。
もちろん果歩を嫌いになった訳でもないし、恋愛感情が冷めた訳ではない。
だがしっかりしている様に見える友哉でも実際はまだ若い、この忙しさの中で果歩の事を考える余裕がなかったのだ。
それに忙しくても日本にいる時のように、少しでも会う時間があれば何か違ったのかもしれないが、ここはオーストラリアで果歩が居るのは日本、遠距離恋愛の難しさを痛感した。
しかし先週の電話で果歩の泣く声を聞いてから、友哉は改めて果歩を一生のパートナーにする事を心に決めた。
果歩は友哉が初めて本気で好きになった女性だ。
一途な性格の友哉は、付き合うならいつか結婚を・・・という少々堅い男。
毎日机の上に飾ってある果歩といっしょに撮った写真を見つめながら、今頑張っているのは果歩との将来のためだと言い聞かせる。そうすれば少々辛い事が起きても友哉はそれを乗り越えられると信じていた。

