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女子大生 水野果歩
第149章 女子大生 水野果歩(149)
知子 「じゃあ・・・果歩、行くね。」


果歩 「うん・・・元気でね、知子ちゃん。」


イギリスに留学する知子を空港で見送る。

空港には知子の家族も来ていて、友達は親友の果歩だけが来ていた。


知子 「ん~やっぱ心配だなぁ果歩の事、最近なんだか元気ないんだもん。」


果歩 「・・・え?そ、そんな事ないよぉ!私元気だよっ!」


知子 「ほらぁそういうの空元気って言うのよ。・・・もしかして、また友哉君と何かあったの?」


果歩 「・・・な、ないよ別に。・・・もぉ~大丈夫だってばぁ!」


心配そうな表情の知子に笑顔を作って見せる果歩。


知子 「・・・・・はぁ・・・何か相談したい事あったらいつでもメール頂戴ね。」


果歩 「・・・・・うん・・・。」


果歩に今何か悩み事がある事は知子には分かっていた。

友哉が海外に行ってから、表情が明るくなったり暗くなったりしていた果歩をここ数ヶ月で見てきた知子。

もしかしてあの富田さんとか言うバイト先のオーナーとまた何かあったのかもしれないと知子は思ったが、果歩がそれを自分から言おうとしないなら、あえてその事を追求するのはよくないと考えていた。


母  「知子ぉ!もう時間よぉ!早くしなさい!」


知子 「は~い!分かったってばぁ!あんまり大きい声ださないでよぉ恥ずかしい。」


と、大きな声で知子が遠くから呼びかけてきた母親に返事をした。


果歩 「・・・知子ちゃん・・・私・・・すぐにメールしちゃうかも・・・。」


知子 「・・・・果歩・・・。・・・いいのよ!私達親友でしょ?何も気を使う事なんてないんだからっ。」


果歩 「・・・知子ちゃん・・・。」


果歩の目には薄っすら涙が滲んでいる。


知子 「・・・果歩、果歩が良いと思った方を選べばいいのよ。果歩も私もまだ大学生だし、いろんな経験した方がいいもの、失敗したって後でいくらでも修正できるわ。」


果歩 「・・・・・。」


知子の何かを察したような言葉に、果歩は言葉を返す事はできなかった。
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