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女子大生 水野果歩
第163章 女子大生 水野果歩(163)

果歩 「・・・富田さん・・・。」



受付の椅子に座り、色々と考えている内に果歩の頭の中は富田の事でいっぱいになっていた。


会いたい・・・早く会いたい・・・


富田さんの顔が見たい・・・声が聞きたい・・・


・・・早く・・・抱かれたい・・・



受付の仕事を終え、果歩は何かを求めるような気持ちでスタッフルームに入った。いつもの席に座っている富田の姿を想像して・・・。


果歩 「・・・・・・。」


しかしスタッフルームには富田の姿はなかった。

もしかしてまだプールかジムの方でインストラクターの仕事をしているのかもしれない。それともオーナー室にいるのかもしれない。


・・・早く会いたい・・・富田さん・・・


果歩はいつの間にか追い詰められているような気持ちになっていた。

ただ富田がスタッフルームに居なかっただけだというのに、果歩の気持ちは異常に焦っている状態。


ハァ・・・どこ・・・富田さん・・・早く・・・早く会いたい・・・ハァ・・・会いたい・・・会いたい・・・


それはまるで富田依存症の発作が始まったかのようだった。


その場で富田の名前を大きな声で呼びたいような気持ちをなんとか抑えながら、果歩は近くにいた他のスタッフに尋ねる。


果歩 「ぁ、あの・・・今日富田さんは?」


   「富田さん?あ~そういえば今日富田さんと山井さんは居ないね、休みだと思うよ、理由は分からないけど。」

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