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女子大生 水野果歩
第163章 女子大生 水野果歩(163)

果歩 「・・・休み・・・そんな・・・」


   「ん?何か富田さんに大事な用でもあった?っていうか大丈夫?果歩ちゃん額に汗掻いてるみたいだけど・・・?」


紅潮した果歩の顔を心配そうな表情で見つめてくるスタッフ。


果歩 「・・・ハァ・・・ぇ・・・?」


   「もしかして体調でも悪いの?顔も赤いし・・・」


果歩 「だ・・・大丈夫です・・・・・あの・・・じゃあ富田さん今日は来てないんですね?」


   「あぁ、明日は来るんじゃないかな、たぶん。」


果歩 「・・・明日・・・」


   「何かあるなら携帯に電話してみれば?」


果歩 「そ、そうですね。ありがとうございました・・・。」


    「お疲れ様。」


果歩 「はい、お疲れ様でした・・・。」



果歩はタイムカードを押してトミタスポーツの建物を出ると、すぐに携帯を取り出してボタンを押し始めた。


プルルルルル・・・・


しかし、おぉどうした?という富田の声を想像しながらしばらく待っていた果歩だったが、富田はいつまで経っても電話にでなかった。


果歩 「・・・富田さん・・・」


果歩は思わず下唇を噛んだ。

なんとも言えない不安と恐怖が果歩の心を埋め尽くしていた。



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