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女子大生 水野果歩
第176章 女子大生 水野果歩(176)
山井 「どうしたんだよ果歩ちゃん、そんな所に突っ立って。」
果歩 「・・・えっと・・・あの・・・」
困惑した表情の果歩を見て、山井はニヤっと笑みを浮かべた。
山井 「・・・へへ・・・気まずいんだろ?」
そう言って山井は果歩に近づき、突然果歩の臀部に手を回してサワサワと円を描くように触り始めた。
果歩 「ぇ・・・キャッ・・・や、山井さん!?やめ・・・」
果歩は慌ててお尻を触ってきた山井の手首を掴み、拒絶の反応を見せる。
顔を赤くして困惑している果歩に、山井は笑みを浮かべたまま口を開いた。
山井 「へぇ~まだそんな恥じらいの心が残ってるんだ?」
果歩 「・・・山井・・・さん・・・?」
山井 「へへ・・・いいねぇ・・・その方がお客さんも喜ぶよ。恥じらいが無くなったら商品価値なんて無いも等しいからねぇ・・・。」
果歩 「・・・それって・・・どういう意味ですか・・・?」
脅えた様子でそう聞く果歩。山井の言葉に、果歩は再び不吉な予感を感じていた。だがそれがどんな事なのかは全く想像も付かない。
山井 「もうすぐ分かるさ。富田さんがいつもの部屋で待ってるよ。・・・会いたかっただろ?」
果歩 「・・・・・・。」
山井の怪しげな言い回しもあって、富田の部屋に行くのは、なんだか怖かった。
しかし山井の言うとおり、富田に会いたいという強い気持ちが果歩にはある。
富田という存在に引き付けられてここまで来ているのだから。
どこか不安げな表情のまま、果歩は無言で小さく頷いた。