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女子大生 水野果歩
第181章 女子大生 水野果歩(181)
果歩 「・・・・・・・。」
身体は以前よりも明らかに豊満なスタイルになっている。
乳房のサイズは大きくなり、ヒップも以前より大きく丸みを帯びていた。
ブラを窮屈に感じて、少し前に下着を変えようとお店に行ってサイズを測ったら、ひと回りサイズがアップしていた。
ウエストはそのままで、膨らむべき所がより大きくなった果歩の身体は、まさに大人の女性のからだつき。
鏡に映るグラマーな女性はまるで自分ではないよう。
恐らく毎日性的快感を体験した事や、調教開発された事で、女性ホルモンを大量に分泌した果歩の身体は急激に女性らしさを増したのであろう。
果歩 「・・・・・・・。」
果歩はただそんな風に変わってしまった自分の身体を、無表情でじっと見つめ続けていた。
冷たくなってしまった果歩の瞳からは、もはや何も感じ取る事はできない。
笑顔も涙も忘れてしまっていた果歩は別人ように変わってしまった。
孤独という恐怖から逃れるため、これ以上心を傷つけられたくない果歩は、完全に心を扉を閉ざしてしまったのだ。
そう・・・果歩は孤独だった。
大学生活でも果歩は何となく感じ取っていた。周りの人間が自分の事を避けている事を。
後藤達は秘密にすると言っていたが、信用なんてできない。
男達の中の誰かが、男子トイレでの事を漏らしたのかもしれない。
そして噂はあっという間に広がり・・・きっとそうなんだと、果歩は思った。
なぜなら今まで仲の良かった同姓の友人さえ、果歩に声を掛けてくる事はなくっていたのだから。
何も無くなってしまった。自分には何も無くなってしまった。
全てを失ってしまったのだと果歩は察し、そして絶望した。
絶望という真っ暗な世界で蹲り(うずくまり)、寒さで身体を震わせている果歩。
何度も命を絶って楽になりたいと思う辛く苦しい日々を、果歩は、愛情の無い虚しいSEXで得る、快楽という麻薬を使うことで何とか乗り越えていたのであった。