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女子大生 水野果歩
第21章 女子大生 水野果歩(21)
果歩はドアに近づき、外にいる富田に声をかけた。
「あのぉ・・・富田さ~ん」
「ん?どうしたぁ?もう着替えた?」
「いえ…あの…この水着、私にはちょっと小さいみたいなんですけど・・・」
「え~マジ?いやぁ女性スタッフ用の水着それしかないんだよねぇ。あ、でも大丈夫、上からTシャツ着ればいいからさ。な?それならいいだろ?」
「Tシャツですかぁ?ん~・・・」
「大丈夫大丈夫、Tシャツ着ちゃえば水着姿なんてほとんど見えないんだから。」
「え~でも…」
「ハハ、大丈夫だって、秋絵ちゃんもそうしてたから。ね?ほら、早くしないと時間ないし。」
「ん~…わかりました…」
ガチャ・・・
それから少ししてから、更衣室から果歩が出てきた。
富田に言われた通り果歩は、渡された競泳用水着の上にTシャツだけを着た姿で現れた。
・・・はぁ・・・でもやっぱり恥ずかしいよぉ・・・
「さ!じゃあ行こうか。」
顔を赤くして恥ずかしがっていた果歩に対し、そんなことはまったく気にしていないかの様に富田はそっけなくそう言った。
「は、はい・・・」
Tシャツは着ているものの、ハイレグの股部分や、食い込んだお尻の部分がチラチラ見えてしまっている。
いっしょにプールへ向かう二人。
富田は果歩に気づかれない様に横目でそっと果歩の身体を見た。
(ハハ、こりゃおいしそうな身体してるぜ・・・)
果歩の真っ白な脚と、果歩が自分でTシャツを少し引っ張って隠そうとしている水着姿の下半身を、イヤらしい目線で見つめる富田。
(それにしても、あんな小さい水着、もしかしたら断固拒否されるかと思ったんだけどなぁ。ハハ、こりゃ先が楽しみだわ)
富田は心の奥から沸いてくるイヤらしい笑みを堪えることができなかった。