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女子大生 水野果歩
第22章 女子大生 水野果歩(22)
「じゃあ、そんな感じで頼むよ。まぁわからない事があったらいつでも聞いてもらっていいから。」

「は、はい。ありがとうございます。」

室内プールの脇で水着の上にTシャツ姿の果歩は、富田から監視員の仕事の内容の説明を受け終わったところだった。



・・・やだ・・・やっぱり恥ずかしい・・・

果歩がプールに入ってくるなり

「おぉ!果歩ちゃん今日は水着かよ、へぇ~いいねぇ!」

「おわ~、果歩ちゃん水着なの!?そのTシャツも脱いでみてよ。」

と、顔見知りの男性会員達にセクハラ紛いの声をかけられた。

今まで受付の仕事をやっていた果歩は、ここの男性会員達全員を知っている。

果歩の可愛さはこのジムに通っている男達の中では評判で、わざわざ通う曜日を果歩がいる曜日に変更する男が急増していたほどだった。

そんな短期間でトミタスポーツのマスコット的存在になっていた果歩の水着姿、男なら仕方ない事なのかもしれないが、その視線が果歩に集中している事に、さすがに鈍感な果歩でも気付いていた。

・・・もぅ・・・恥ずかしいよぉ・・・・

その大勢の男性の視線はおそらく果歩の下半身、Tシャツでは隠れないハイレグの股の部分、そして水着が少し食い込みぎみのお尻に集中しているであろう事にも果歩は気付いていた。

Tシャツを下に引っ張りながら少しでも下半身が隠れるようにと努力する果歩。


「ちょっとちょっと!男性の諸君、果歩ちゃんの方見過ぎです!セクハラになりますよ!さぁさぁ、自分のトレーニングに集中してください!」

富田が果歩の前に立って、男性達の視線を遮るようにして言った。

「じゃあさっき言った通り、頼むよ、果歩ちゃん。」

「は、はい。わかりました。」

富田の爽やかな笑顔で言ってきた言葉に果歩も笑顔で返事をした。


監視台の梯子(はしご)を登っていく果歩、その時下から冨田は果歩の下半身、お尻に食い込んだ水着を凝視していた。

(ハハッ!こりゃマジで美味そうだわ・・・あんま長いこと我慢できねぇな・・・ま、今日の果歩の様子じゃそんなに時間は掛からないかもしれねぇけどなぁ・・・。)

そんな富田のイヤらしい下からの視線にまったく気付いた様子のない果歩、一番上までたどり着くと、監視員用の椅子に腰を下ろした。

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