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女子大生 水野果歩
第23章 女子大生 水野果歩(23)
検査道具を持ち出し、プールの側で検査道具の使い方を果歩に説明する富田。
「ほら、そんなに難しくないだろ?」
「は、はい・・・。」
「それじゃ次回から水質検査は果歩ちゃんの仕事な。」
「はい、わかりました。」
プールの側にしゃがんでいた2人だったが、富田が急に果歩の前に立ち上がった。
その時、ちょうど富田の股間が果歩の目の前にくる位置になってしまった。
「えっ?」
しゃがんだまま顔をあげた果歩は、顔の高さと同じ、目の前にあるビキニの膨らみに一瞬、目が釘付けになってしまう。
「果歩ちゃん?どうした?」
「え!?い、いえ!なんでもありません・・・。」
動揺した様子で果歩はその場に立ち上がった。
「さて、時間も時間だし、果歩ちゃんの今日のバイトは終了にしようか。」
「は、はい・・・ありがとうございました。」
そう言って、使った検査道具をさっきの部屋へ片付に行く二人。
「それにしてもいいよなぁ。」
ふと、富田が口を開いた。
「え?なにがですか?」
「果歩ちゃん、スタイルいいよなぁ?」
「え・・・」
急にそんな事を言われてまた顔を赤くする果歩。
「いや、冗談抜きで。友達とかによく言われない?」
「い、いえ、そんな・・・普段水着になることもないし・・・それに私スタイルなんて・・・よくないです」
恥ずかしそうにそう答える果歩。
それは正直な答えだった、果歩は自分のスタイルが良いなんて思ったことはなかった。
「ハハッいやいや、肌も白いし、凄く良いと思うよ?それにこれだけ元が良いなら、トレーニングしたらもっといいスタイルになるぜ?」
「トレーニング・・・ですか?」
「あぁ、秋絵ちゃんもやってるトレーニングなんだけどね、俺が考えた特別メニューのトレーニング。」
「秋絵先輩もですか?」
「そう、果歩ちゃんもトレーニングすればもっと大人っぽいスタイルになれるよ。」
「そ、そうなんですか。」
大人っぽい・・・確かに秋絵は大人っぽかった。
同姓の果歩でも秋絵からは何か色気のようなものを感じる。
「まぁまた休みにでも時間あったら試してみてよ、果歩ちゃんなら特別に無料で教えるからさ。」
「はい、ありがとうございます。」
大人っぽいスタイルになるトレーニング・・・それがどんなものなのか、今の果歩には想像もつかなかった。