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鮮やかな青
第1章 兄の存在
私と兄が似ていると、義隆は今日閨で何度呟いたか分からない。義隆だけではない、父も、母も、たまに顔を会わせるよく知らない家臣も、皆私と兄はよく似ていると語った。ならば私が受けるこの衝撃も、かつての兄は同じように感じたはずだ。
「っは、あ……!」
義隆の先が内壁のとある一点を掠めたその時、私の神経に一段と強い熱が走る。手慣れているのか、義隆は一瞬だけ腰を止めると、すぐそこをいやらしく狙って擦り始めた。
「あああっ、うぁっ! や、めっ……!!」
ずんずんと、衝撃が絶えず体内に迫る。腕の力が抜け、私はくたりと地に伏せてしまう。義隆は私の腰を抱え尻を高く上げると、尻の穴と私自身、二つを犯し続けた。
兄も、こんな想いを抱いたのだろうか。悪意など知らないような真っ直ぐな瞳を色欲に染め、三日月のような口の端から涎を垂らし、私を呼ぶ優しい声で喉が枯れるほど喘いで、その気になれば殺してしまえる男の腕の中で、力なく果ててしまったのだろうか。
私の中心は、はちきれそうに勃ち上がっていた。気が付けば涙を流して、尻を振り喘いでいた。義隆のものが、私の中でいっそう膨らみ痙攣を始める。男である私は、それが何を意味するのか本能で知っている。知ってなお、食らいつき離さなかった。