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Dragon×Harem
第3章 原罪
次の日の朝だった。
アルバトロスが何の反応もしない……。

まさか故障した???


何度も何度も修理を試みるがエンジンに火が入らない。


この時代に核エネルギーを失った。
俺は……どうなる?

高インパルス収束火線ライフルは撃てない。
7.62mmガンランチャーも撃てない。

インパルスサーベルも放電できない。
アーマーシュレッダーの高周波が作動しない。

シフトギア装甲に電流が流れなければ、ただの宇宙鉄鋼だ。

エールジェットも噴出しないため、空が飛べない。


終わりだ……







アルバトロスの外に出る。
女たちがヴェノボロスの甲殻やツノで剣や槍、鎧を作っている。

確かに、自身の最低限の身は守れるようにしなければならないだろうが……



「か、神様……」

いつの間にか俺はそう呟いた。
女神アテネステレスが俺の命を欲している?????



「どうしました? 王様」

俺の子を孕み、ちょっとお腹が大きくなった女が話しかけてきた。


「お……俺の用の…っ


俺用の剣と盾と鎧一式を早急に作れ!!」


もぅ…命を賭けて戦うしかない………





これが神を崇めるイヴァリスの大地に生きる男の運命か……





END




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