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魔法の右手
第5章 蓋をしてきた事実
「依莉…。」




顔を見上げるとずっと考えていた人がいそこにいた。





「今日は…ごめん……。」





……。





何がごめん?
何を謝ってるの?
奥さんが来た事?
私達の関係?




何を言いたいのかわからない…。


もう…よくわからない…。



「依莉さぁ〜〜ん‼︎練習の準備が出来ましたぁ〜〜‼︎って…あれ?店長‼︎まだ帰ってなかったんですか?依莉さん借りてきますよ〜」


「あぁ。練習頑張って。じゃあ、お先に…。」




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