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魔法の右手
第5章 蓋をしてきた事実
「今日来た店長の奥様すっごく良い人でしたよね♡」


悪気はないっていうか、知らないんだから悪気もなにも無いんだけど今の私にはキャパオーバー。




「さあ。練習付き合うんだから早く始めましょ。」


「お願いしま〜〜す!」


ごめんね琴ちゃん。今日はあんまり集中出来ないや…。




どんなアドバイスをしたのか正直あまり覚えていないけど、琴ちゃんの疑問は解決したらしく珍しく終電前には帰れそう。




店を閉め、駅までの道を琴ちゃんと一緒に歩き、別々のホームに分かれ電車に乗った。



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