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魔法の右手
第7章 考えられないくらいに…
* * *



!!!



………///もう、さっきから心臓が持たない…



ジェットコースター並みに、色々ありすぎて、いつの間に、こうして自分から大翔を見下ろしている事態が信じられない!!

帰り道、不可抗力だけど…胸に飛び込んでしまって、大翔を初めて男の人なんだと感じてしまってから変だ!!

高層階の夜景をバックにキラキラしている大翔がかっこよく見える…///

イッ…イケメンの破壊力ハンパじゃない!!

酔いは幾らか冷めているけど…いや…冷めていないのかしら…?

“俺を利用しろ”と言われてから私の頭の中は真っ白だ!!





「……依莉……」

大翔が優しく呼んで私を見上げる。

大翔のキラキラした瞳に吸い込まれるように私は近付いてしまった。

大翔に対して初めてドキドキしている自分がいる。

「……ひっ、大翔…酔ってるの?」

「正気だ…。俺を甘く見るな…。」



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