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タワーマンションの恋人
第10章 * シュウタ
ソファーの向かいに置いてあるTVからは、
朝の情報番組が流れていて、華やかで爽やかな女性アナウンサーが軽快に喋っている。
リビングの大きな窓からは明るい日射しが一日の始まりを告げている。
「…っ!…あっ、ん…んっ、」
「こっち向けって」
「…やぁ、シュウ、タ……!」
そんな朝の光景に似つかわしくない声と音が部屋に響く。
「お前、ヤダって言葉の意味わかってる?」
そう言って見下ろして来る彼の表情は意地悪く片方の口角だけが上がっている。
「あぅっ…」
ちゃぷっ…と潤った音とともに、彼の指が蜜源に埋め込まれる。
「こんなにしてんのに。もっとシて?の間違いでしょ?」
楽しそうにも、冷ややかにも見える彼の視線がわたしはどうしようもなく好きなんだ。
彼は音を聞かせるかのように指を動かし、イイところを敢えてハズして焦らしてくる。
「あぁ…っ、うぅ、」
「腰動いてる。足んない?」
2本の指がバラバラと動いてる最中、もう1本指が足され、圧迫が強くなる。
「あぁ…、いっ、」
「まだイクなよ。」
言葉ではそんなことを言うくせに指は確実に、1番に感じる壁を引っ掻くように動く。
「うぅ…っ、シュウ、タァ…あぁっ!ダメッ、」
イク寸前に思い切り彼の指を締め付けた時、その締めつけに逆らうように指を引き抜いた。
「あっ!あぁっ…!!っ…なん、で?」
「え?まだイクなって言ったでしょ?」
イキ損ねた身体は意識に反して動き、指を無理やり抜かれたソコは身体以上にヒクヒクと動く。
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