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タワーマンションの恋人
第10章 * シュウタ






奥まで一気に貫かれれば、頭の奥に衝撃が走る。



「はぁっ…うっ!」


「奥まで、当たってる?」


「…当たっ…てるっ…!」


彼の目を見てそう答えると、彼は少し目を細め優しい顔をして笑った。


「…動くよ」

そう言うと奥を何度も突くように腰を突き動かす。


「あぁっ…っ、あぁん、あぁっ!」

突かれる度に、下腹部がなんとも言えない擽ったいような感覚に襲われる。

「っあぁっ…も、イクっ…っ!」

彼の背中に回した手に力が入り、爪を立ててしまう。
行き場を無くした快感が目尻に溜まる涙になって今にも溢れそうになっている。


「あっ、あっ!…っイクッ…!」

彼にしがみつくように身体を震わせて、絶頂の波を迎える。


「っ…お前、本当すぐイクな、」

「うぅっ…あぁっん…も、むり…あぁっ!」

絶頂を迎えたわたしを尚も突き上げる彼。
もうどんな些細な動きも快感として駆け抜けて行く。


彼の指が胸の突起を突然摘み、目尻から溜まっていた涙が溢れる。


「ひっ…やぁぁっんっ、うぅっ…」


「っ…俺も、イク」


「っんぁ、シュウ、タァっ…!」

もっと最奥を突いて欲しくて、離れたくなくて彼の腰に力を振り絞って足を巻き付ける。


「…っバカッ!」


「あっ…!あぁぁ…っ!」


ナカで激しく波打ったモノから熱が放出されるのがわかる。

下腹部が疼くような感覚。
絶頂を迎えたはずなのに、もっと気持ちよくなりたいと思ってしまうのが彼とのセックスだった。






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