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タワーマンションの恋人
第10章 * シュウタ



「シュウタさんは、今まで他の女の子部屋に行ったこと…あるんですよね?」


「うん。あるよ。」


「でも、誰とも何も無かったって、聞いたんですけど…それはなんでかなって…。」


「多分、俺、会社側から見たらめっちゃ優等生なんだよね。」

そう呟いた彼はニヤリと悪戯っぽく笑った。


「俺、12の頃から業界に居るし、長いからさ。勝手はよくわかってるつもりだし。今の10代のやつらみたいに女絡みで会社に迷惑かけたことも無いわけ。仕事、好きだし…この仕事で食っていきたいし。」


彼の顔は真剣で、その視線は真っ直ぐで。
仕事にしっかり向き合ってきた、という自信で溢れていた。

本当に仕事が好きなんだ、とわかるし、彼自身の根底にある真面目さも伝わった。



「だから、逆にスタッフさんたちから心配されんだよね。シュウタ、息抜きしてる?って。で、たまに部屋に連れて行かれるっていう感じ。」



「じゃあ、今日も…?」



「うん。そうそう。…でも、今まで抱けなかった。突然引き合わされてさ、興味もない女抱ける?俺は無理。ワンナイトとかの関係はさ、自分で相手選ぶし、それなりの興味も伴うけど、これは違うじゃん?」


そう鼻で笑うように言った彼。
表情がコロコロ変わるその姿は、言葉一つ一つに合わせて、役を演じるように、セリフを読んでるようにも見える。



この人の本当の姿は、思考は、どこにあるんだろう。
そんな風に惹き付けられる魅力が、彼にはあった。




「…わたしは、興味あるんですけどね、シュウタさんに。……シュウタさんは?どう?」






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