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タワーマンションの恋人
第10章 * シュウタ
「っ…あぁ、はぁっ…、はぁっ…。」
腰から下が震えてガクガクしているのがわかる。
彼がゆっくり覆いかぶさってきて、顔が近づく。
「シュウタ…さ、ん」
「潮、すげー出たよ。もしかして、初めて?」
「う、ん…」
さり気なく触れられた胸の突起。
それだけなのに、身体が大きく跳ねる。
「あぁん…!」
「初めて、もらっちゃった」
そう笑った彼の笑顔は無邪気で、はっきりしない意識の中でもすごく可愛く見えた。
それから彼のモノが潤ったソコに突き挿れられた。
「…ふぁ…あぁ!」
奥まで突かれ下腹部も押し上げられるかのような感覚。
「あぁぁっ!!」
パンパンと肌がぶつかりあうたび、泣き声のような声を上げてしまう。
ラグの上を転がるように何度も体位を変え、フローリングに投げ出されても何度も繋がりあい、わたしたちは一晩中繋がっていた。
それはもう盛のついた動物のように、お互いに腰を振っては奥まで繋がった。
夜景の見える大きな窓に反射して彼とまぐわう姿が映る。
それに気がついた彼が横向きにわたしを抱き、背後から攻め立てる。
窓には繋がり合う姿が映り、深く突かれるほどに胸が揺れる。
その胸を背後から彼が掴み、揉みしだけばひどく淫らな光景。
それなのにわたしの表情は恍惚としていて、背後の彼と窓越しに目があえばその彼もひどく気持ちよさそうな表情で美しかった。
「っ…もっと……シて…。」
一晩中抱かれたいと望んだはわたしだったのかもしれない。
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