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タワーマンションの恋人
第12章 * 嫉妬





どのくらいの時間が過ぎたのだろう。



後ろ手にキツく縛り直されたリボンは今だ解ける気配はなく、ぼやける視界の中、部屋の端にある椅子に腰掛けるリョウマの姿がみえる。


こちらを一瞥して興味なさそうにまたスマホに目線を戻す彼。



それなのに
「うぅ…あぁんっ…いやぁ、」
わたしの身体には玩具が残ったまま。


時折、彼の持つリモコンで強弱をつけられる。


「うぅ、はぁっ、はぁっ、」

ローターが弱になり、わたしの呼吸が整い始めると、彼はスイッチを強に切り替える。

身体のナカで唸るそれの刺激に涙でグシャグシャになりながらながら彼に訴える。


「アァッ!ヒィッ!いやぁぁっっ!もうやめてぇ!あぁあん!」

イキそうなると刺激を弱められる、そんなことがもう数時間繰り返されている。
何度もイキ損ねた身体はひくついて、痙攣が断続的に続いている。



彼はゆらりとベッドに近づいて来た。



『可哀相、泣いてる。』
そう言ってわたしの涙を舐めるようにキスをしてきた。
深く舌が絡みあっていると、彼の指がナカに差し込まれる。


「はうっ…!!あぁ…っん。」


ローターを回収する指にさえも感じてしまう。



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