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タワーマンションの恋人
第15章 * 普通
「ハルキっ…」
「ん?」
「…っが、欲しい…」
「なに?もう一回、言って?」
顔を近づけて言葉を聞き入れようとする彼に伝える。
「ハルキがっ…ほし、い…!」
そう伝えると、彼は視線を逸らして笑ってわたしの頭をそっと撫でた。
「うん、あげるよ。俺なんかでいいなら、いくらでも。」
そう言って、ゆっくりと彼が突きたてられる。
「んっ…あぁっ!」
絡み合う指が更にきつく結ばれる。
「きもちっいぃ…ハル…あぁ…、」
「気持ちいい顔してるね。」
キスを何度も重ねてそのたびに彼を咥えるところがキュンとしまる。
「……ハルキっ…?」
「ん?」
「ハルキもっ、もっと、気持ちよくなって?」
そう言って彼の肩にしがみつく。
「大丈夫、気持ちいいよ?」
「わたしが、ハルの上になるのっ…」
彼は困ったように微笑んで、わたしを抱え上げた。
対面座位の体制になり、わたしから彼にキスをする。