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タワーマンションの恋人
第20章 * Compatibility
それからご飯を食べて、彼の仕事の話を聞いたり、本当に何気ない時間を送っていて。
それが嬉しくて、彼の隣で当たり前に相槌を打って話を聞いていた。
「あ、シュウタくん。なんか飲む?」
「んー華は?何飲む?」
「わたしは…紅茶にしておこうかな?」
そう答えると「じゃあ、俺も同じやつ」と静かに言ってわたしの髪をそっと撫でた。
立ち上がって、キッチンに向かおうという時。
足元が沈んでいく感覚に襲われた。
驚いていると同時に、頭のてっぺんから背骨を一気に抜かれるような脱力感がして、一気に目の前が暗くなった。
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