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タワーマンションの恋人
第20章 * Compatibility
ほぐすようにナカをゆっくりと掻き回すと指を抜き「挿れるよ?」と尋ねてくる。
欲しいけど、怖い。
気持ちよさに終わりが見えなくてどうなってしまうのか想像がつかない。
「はぁっ、や、怖い…気持ちいいの、怖い」
「大丈夫。華、俺だよ。身体全部俺に預けて。」
そう言って頬を撫でてくれる。
「手、握ってっ…」
指を絡めてきゅっと強く握って顔の横に置く。
ゆっくりと入ってきた彼はわたしの足を肩に掛け、押し込むようにググっと最奥まで入ってくる。
「んんっ、くぅ…、あぁ!!!」
「届いた、華…ここ気持ちいい?」
先ほどまでほぐされていた場所を彼自身がゆっくりと突く。
「あぁんっ!あぁ、気持ちいい…!やぁ、だぁ、」
涙が溢れて涙声になっていく。
「華のナカ、すっごい気持ちいい」
そう言って腹部を圧されると「んんっあぁ、」と声が漏れ、涙が溢れる。
彼が居る、繋がってるという多幸感に支配されて泣きながら彼を求めた。
「シュウタぁ…!気持ちいいっ…!はぁっうっ!」
「…締めすぎっ、」
彼は苦しそうな声を上げながらゆっくり動く。
その度、ぎゅうぎゅうと彼を締めるのが自分でもわかった。
子どもみたいな声で泣きながら、気持ちよさに抗えず快楽に堕ちていくのを感じた。