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タワーマンションの恋人
第26章 * dog eat dog era
自分に無いモノに対しての愛撫は想像力がいる。
だからこそ、楽しいと気がついた。
先を包むように、何度も舌を動かす。
口に含む時の快感を想像し、焦らせば味が変わってくる。
口内の温度が少しでも高くなるように水分量を増やし、先にキスをしてから咥えこむ。
「‥んっ」シオンのモノを握り咥える、息苦しくなるけど頬張ると表現するに相応しいほど性器を大きくさせる彼が可愛くてたまらない。
吸い上げるとため息のような色っぽい呼吸が聞こえる。
奥までゆっくりと進めると「華、こっち向いて。俺の方、そうそう。こっちみて。」と柔らかい声がする。
髪を撫で、頬を撫でてくれる。
そんな彼を見上げる。
普通、このアングルは醜い顔になる人が多い。
俗にスマホ顔と言われたりするが、二重顎になり、重力をもろに食らった顔になる。
にも関わらず彼は完璧な顔をキープしたまま、熱を帯びた目でわたしを見つめる。
ゆっくりと前後に動かすと、彼の呼吸が荒くなり髪を撫でる手もくしゃりと余裕なさげに動き、わたしを乱していく。
少し乱暴に頭に触れるシオンが大好きで吸う力が強くなると、勢い良くモノを抜かれる。