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タワーマンションの恋人
第6章 * フミヤ
こんな出逢い方じゃなかったら、
きっと親友だったね。
そんな話を何度ふたりでしただろう。
波長が合うってきっとこういうこと。
そう思える程、一緒に居るのが楽しい人。
色白で繊細な顔立ち。
なのに笑った時に目が無くなるのが可愛らしい。
冗舌でツッコミ上手。
話がすごく面白くていつも笑わせてくれる。
柔らかい喋り口は安心出来て、
時には仕事を忘れる程なんだ。
わたしをまるでガラス細工みたいに扱ってくれたね。
初めのころ、貴方はわたしを抱かなかった。
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