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タワーマンションの恋人
第6章 * フミヤ
彼はそのままザブザブと音を立てて、広めのバスタブから洗い場に出た。
その間も、わたしと彼は繋がったまま。
「ハァッ…フミっ…。」
「っしょ、華、軽すぎっ。」
そう言って、わたしを上に抱き直す。
その動作だけで、ナカが刺激されて声が響く。
彼の首に腕を巻きつけて、ぎゅっと密着すればゆっくり彼が腰を揺らす。
「っ…ふ、ぁっん、フミ…、」
足を彼の身体に更に強く巻きつければ、またぎゅっと締まる。
「華、そんなにしたら動けない」
「…はっ、あ、だっ、てぇ…!」
「あとで、ちゃんと洗ってあげるから」
そう言って洗い場にわたしを組み敷いた。
首筋からゆっくり彼の唇が這い、膝をぐっとお腹の方に曲げられ、もう一度挿入し直される。
「っ…あぁ、」
彼のモノに吸い付くように、わたしのナカが動いている。
意識的に動いてる訳じゃなくて、もう下半身はわたしとは別物だった、そんな感覚に陥った。
ただただ、快楽を運んでくる感覚器官と化したソコは突かれる度、彼を締め付け、包む。
「っ…華…!力抜けって…!」
「……っはぅ、あぁん、あぁっ…っ!」
首を横に何度か振った、もう力を抜くとか締めるとか、そんなコントロールは出来ない。
縋るように彼の手首を握りしめた。
苦しそうに顔を歪めるフミヤが滲んで見える。
整えられた身体から水滴が流れて行くのが、ひどく綺麗に見えた。
「っ、フミヤぁ…!」
「っ、華…ごめんな、、」
苦しそうな表情のまま、フミヤはそう呟いてギリギリでモノを抜いて、内腿と陰部の境に熱い欲を吐き出した。
内腿に感じた熱と「ごめんな」その言葉を最後に、わたしの記憶は途絶えている。
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