この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
先生と私と幼馴染
第2章 記憶喪失

「一つ大丈夫ですか?」
なんだろう?
美雨はコクリと小さく頷いた
「どうしてあんな事したか覚えてますか?」
あんなこと?
全身が痛い事に関わりがあるのかな…
「わからないです…」
やっぱり…と小さくつぶやいた
「体、大丈夫ですか?痛いとことかありませんか?」
「全身が痛いです」
動くたびにとても痛い
新は少し考えて
「そうですね、痛み止めの薬でも出しときますね」
薬……やだな…
「苦いですか?」
そう言うと新は少し驚いた顔をしてふっと笑った
ドキ
何でかわからなかったが胸が高まった
「やっぱりあなたは記憶をなくしても変わりませんね」
何言ってるんだろう?
もしかしてこの人は私が記憶を失う前の私をしってる?

