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先生と私と幼馴染
第3章 お見舞



え…?先生?


美雨の目線の先にはりんごの皮むきに没頭している新の姿があった




先生がりんご剥いてる…




美雨は大きくて綺麗な手の手さばきについ見とれた


りんごの皮だけをナイフで剥いておりそれに皮が一つの長い紐のように切れずに繋がっていた



すごい…!先生って器用なんだな…



新は美雨が起きている事に気付かずにりんごの皮むきに専念していた



いつまで剥いてるのかな…?



「…あの…」



しびれを切らした美雨は新に声をかけた


新は手を止めてゆっくり美雨の事を見つめた



ドキ



美雨の心臓がたかまった


なんでだろう?先生に見つめられたらドキドキする…


美雨は少し赤くなった顔を見られたくないためうつむいて顔を隠した


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