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第3章 お見舞

「美雨、おはようございます」


頭の上から新の優しい声がする


先生の声聞いてたらなんだか安心する…


それに先生に名前呼ばれたらもっと呼んで欲しくなる


そう思う私はわがままなのだろうか



「お、おはようございます」



美雨はうつむいたまま返事を返した


感じ悪くないかな…？


顔あげた方が良かったかな…でも顔あげたら赤くなってるのがバレちゃう



「元気がないみたいですけど大丈夫ですか？」


新が心配そうに聞いてくる


ダメだ、先生に心配かけたかったんじゃないのに…



「大丈夫です元気です」



まだ若干頬は赤くなっているが顔を上げた


「そうですか、よかったです」



新は細く微笑んだ