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先生と私と幼馴染
第3章 お見舞



新に触れられている部分が熱い


きっと今、頬は真っ赤であろう




「そう言えばお腹空いてませんか?」




新は美雨の頬に手を置いたまま美雨を覗き込むように見た




ち、近い…!




新の目がまっすぐ見雨を捉えた



だけどそう言われてみればかなり空腹だ


美雨は少し恥ずかしかったが頷いた




新は小さく微笑み、


「食欲が戻って良かったです
りんごあるんで食べますか?」


「はい」




美雨が返事すると美雨から顔と手を離した



新の手は先ほど皿の上に置いたりんごを固定し食べやすい大きさに切り分けた



その中の一つを手に取り美雨の口まで持って行った


なに…?


「口、開けてください」


美雨は一瞬ためらったが小さく口を開けた


しかし新は口にりんごを入れようとしなかった


「もっと開けないと入りませんよ」


新の顔は少し意地悪じみた顔で笑って美雨を見下ろしてきた


絶対開けない…!


美雨は心に誓ったが譲る気がなさそうな新を恨めしく思いつつもりんごが入るくらいに口を開けた


早くして…!


ぷ…



新を見ると笑を堪えて肩を揺らしている


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