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先生と私と幼馴染
第3章 お見舞

かぁ///
突然耳元で甘く囁かれて美雨は耳まで真っ赤になった
「からかわないでください!」
顔を真っ赤にして反抗する美雨に新は喉の奥でククッと笑った
「からかってませんよ
俺はいつも本気です」
絶対嘘だ!
しかし嘘という確信はないが嘘でもない確信もない
にっこり笑っているので本当のところは分からない
言い返す気にもなれなくて美雨は黙ってリンゴを味わうことにした
このリンゴ美味しいな
誰が持ってきてくれたんだろ?
「そのリンゴ、美雨のお見舞いに来た人が持ってきたみたいですよ
良かったですね…」
なんで思ってることわかったんだろ…?
だが心なしか「良かったですね…」の時の声が冷めていたような気がした
お見舞いにきてくれた人って誰だろう?
「お見舞いに来た人ってどんな人ですか?」
思い切って聞いてみた
もしかすると何か思い出すかもしれない
「そうですね…
その人いわく美雨の幼馴染だと言ってました」
幼馴染か…
そんな人いたんだ

