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変質者の手毬唄・珍田一耕助シリーズ
第6章 「凛」
「そんな事より…先生~、今夜…本当に期待していいんですかぁ?」
「あ…それは、勿論ですよ。あわび山荘の看板娘・勝江さんの熟れたアワビ…しっかり堪能させてください」
「あぁん先生…あたし、濡れてきちゃった…約束ですよぉ~」
有力な情報と今夜の楽しみを手に入れた珍田一は小躍りしながら磯毛の元へ向かった
その時…
珍田一の視線の先に、桃色に色づいた百日紅の花を見上げる一人の女性の姿が飛び込んできた
珍田一は思わず息を飲んだ