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変質者の手毬唄・珍田一耕助シリーズ
第7章 「恋と欲」

珍田一は凛の傍に近付くと懐から紙の束と鉛筆を取り出して凛に手渡した



「少しお話をさせて頂けませんか…?」



戸惑っていた凛だったが、珍田一は黙って凛の答えを待っていた


それは不思議と穏やかな時間だった


集めた枯葉の中の芋が美味しく焼きあがるのを楽しみに待つような…



しばらくすると凛は小さく頷いた
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