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変質者の手毬唄・珍田一耕助シリーズ
第11章 変貌
磯毛警部が主となって、近藤晴海の身体は調べられる事となった
晴海の身体を舐めまわしていた野良犬は追い払われ、磯毛警部は晴海の性器を大きく左右に開いた
その瞬間…野次馬達から歓声が沸き起こり、近くで見ようとする男達がドッと押し寄せてきた為、警官たちは野次馬の排除に追われる羽目になった
晴海の性器を調べた結果、犯人の体液や、衣類から落ちた繊維…そういった証拠品は検出されなかった
それどころか、磯毛警部があまりにも念入りに晴海の陰核を弄った為、喘ぎ声を上げながら失禁してしまったのである
身体の隅々まで詳しく調べたが、晴海の身体には傷らしい傷は見当たらなかった…せいぜい縄の跡が残っているくらいである
前回の山岸蘭の時と同じく、性行為をされた形跡も無い
しかし、少ないながらも幾つかの小さな発見もあった
彼女の身体に塗られていたのは大量の蜂蜜である事が分かったのだ
さらに、塗られていた蜂蜜の中から野良犬の体毛とは明らかに違う「毛」が発見された
さらに詳しい調査の為、場所を駐在所に移して、第一発見者である捜索隊と近藤晴海から詳しい話を聞き出す事にした
晴海は昨日の講演の最中に自ら小学校を抜け出したという事だった
講演会場だった小学校の校庭は混雑していた
ふと気づくと手荷物の手提げに、折りたたまれた便箋が無造作に放り込まれていたと言うのである
拡げて目を通すと、宛名には晴海の名前が書いてあり、差出人として警察関係者を名乗る聞き覚えのない名前が書かれていたそうだ
肝心の文面だが、差出人の肩書と名前についてはかなり曖昧な記憶らしいのだが…概ね以下のような内容だったらしい