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しゃぼん玉色した彼
第3章 奇妙な同居生活

「……ホスト、玲於ね」


でも、ちゃんと仕事探すって言っていた。
ホストの住み込みってどれぐらい募集されているのかはわからないけど。


そっと玲於の顔を覗き見る。殴られて出来た傷が痛々しい。
顔に出来ている傷は口元にある一か所だけだった。


そういえば、玲於、腕で顔を庇っていたな。
殴られない様に庇っていたのかな。


振り回されっぱなしだ。
ペース乱されすぎてどうしようもない。
流石にこれには私も疲れたな。


これからどうなるか。
不安な未来しか見えない。


私は食事もそこそこに済ますとメイクを落として、シャワーを浴びた。
お風呂から出て、髪の毛を乾かすと押し入れから来客用の布団を床に敷いて寝転がる。


明日行けば休み。
……玲於はどうするんだろうか。

そんなすぐに職探し始めるのか。
ああ、もう。うちに来いって言ったのは私だし、もう腹括ろう。
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