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第3章 報酬と楽穴
ここは心を鬼にして、ちょっと言っとくか。

このマナミちゃんって、頑張ってオシャレしているけど、どこかあどけなくて。
羚汰から見ればまだまだ子どもにしか見えない。

ひとつため息を大きくついて、殊更冷たく言い放つ。

「どーせ、ヤリ捨てられるのがオチだぞ」

「それでも、いいの!掛けてみたいの!!」

それまで塞ぎがちだった顔を上げて、きりりとこちらをにらみ返してきた。流石に、処女を捨てる覚悟を決めてホテルに誘ってきただけはある。

「それでも、何!?あの時言ったことは嘘だったの!?」

次第にエスカレートする声の量に、羚汰の方が押され気味だ。

「へ?あの時?」

「私のこと助けてくれたじゃん!」

ああ、確かに。
あの時は、ほかの2人にからかわれているマナミちゃんを庇うような事を言った...ような気がする。

ちょっと自分達が経験あって優位だからって、上から目線で。
友だちをこき下ろす。
ああゆう類のオンナが一番苦手だ。

確かに、だから口を出してしまった。

「俺に出来ることは協力するよって!」

ええ??そんな事言ったっけ?
言った覚えてねーし。

「だから、私、リョウにお願いしようと思って」

「いやいや。出来ること、出来ない事があってだね」

そう言うと、マナミが勢いを失くし、しゅんと椅子に座りなおす。

「そんなに私、魅力ない?」

「はいい??」

「エリちゃんが、私にはフェロモンが圧倒的に足りないって」

エリちゃんって誰だ。
あの時の2人のどちらかだろうか。

「キヨミちゃんは、セックスすればそれも出るようになるって言うし。だから、私...」

結局、そこか。

2人がからかってるだけだと思うけど。

真面目すぎるんだな、このマナミちゃんって。


「...いい。リョウがダメなら、誰か別の人に頼む」

はぁあ?
誰かって
他に頼めるやついんのなら...。

マナミは、振り返って狭い店内を見渡している。

まさかこの中の誰でもいいってこと?
おいおいおいおい!!

「こんな店でそんな事を言っても誰も信用しないぞ。店員に追い出されるだろうし」

「じゃ、外で!」

ええ!その辺!?

立ち上がろうとするマナミの手を思わず掴む。

「何?やっぱり手伝ってくれるの?」

ばああっと顔が明るくなる彼女を見て、羚汰は嵌められたと悟った同時に観念した。
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