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第1章 新居
前は、忙しくても週2で通っていたし、結婚式前とかは毎日行っていた。

でも、結婚式が終わってからは、引越しやら新居やらでモノイリだからと、そのスポーツジムは辞めてしまった。
こっちに来てからも、まだそんな余裕はない。

「走ろうかな...」

お金がナイのだから、近所をジョギングするぐらいしかテはない。
あまり長距離を走るのは得意でないので、後回しになっているが。
こうなったらそれしか方法はないかもしれない。

「ダメダメ!」

「なんで?」

「この辺りで走るとか、物騒じゃん!」

「えー、そうかな?」

買い物に行く時に、よく走ってる人を見かける気がするけど。

「だから、俺と運動しよ?」

「うん?羚汰と?」

羚汰も向こうでは、フットサルチームに所属はしていた。
年に2回ほど頼まれて試合に出てた以外は、そんなに練習をしてたようにはないけど。

「意味、分かってる?」

楽しそうに笑いながら羚汰が肩をぶつけてくる。
その意味深な視線が、寝室のほうと稜とを見比べるようにしていて。
鈍感な稜にもやっと意味が伝わった。

「え?...あ、へっ?...やだ!」

「嫌なのかよ!」

つい、「やだ」と口にしてしまった。
羚汰は、食べてる物をこぼしそうになって、口を抑えながら笑っている。

「だって、それって...」

稜がすこぶる頑張らないと、意味は無いワケで。
いつも主導権は、羚汰に握られっぱなしなのに。

「なに、赤くなってんの〜?可愛いなぁ、もう」

羚汰の手が伸びてきて、部屋着のワンピの上から太ももを障る。

その触り方にぞくぞくして、声が漏れる。

「んな声出したら、ここでシたくなっちゃうじゃん」

そう言いながらも、その手はゆっくりと動き続けていく。
慌てて箸を持ってない手で遮ろうとするも、指が太ももの内側に伸びてきた。

「...んぅ、...羚汰っ」

太ももを触られただけで、声が出るとか恥ずかしすぎる。
急に違う声を出して羚汰を戒める。

「はいはい。食べますよー」

羚汰が、パッと手を離した。

「ほら、稜も食べて。煮魚はタンパク質だから、食べても大丈夫だからさ」

半分残そうかと思っていた煮魚を、羚汰に見つかった。

「早く食べて、運動するでしょ。まずは風呂で」

その宣言に、口の中の里芋をごくりと飲み込んでしまった。
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