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第4章 稜の秘密
「...ごめんね。羚汰が帰ってくるまでに済ませようと思ってたんだけど」

...ぐっ。

済ませるんだ。

やべぇ。やっぱショックかも。


「いつもは、もっと早くシテるんだけど。今日ちょっと、色々手間取ってー」


いつも?いつもは???


そ、そうか。そんな頻繁に...。


くっそう!俺より、ソレのがイイって事かよ!?

やべえ。嫉妬なのか怒りなのかワケわからんけど煮えくり返りそう。


「ね。もう仕舞うからさ。ちょっと離してほし...」

「どんなヤツでシテんの?見して」

ぎゅうっと抱きしめたままで油断をしていた稜の手から、そのピンク色のヤツを取り上げる。

「ぎゃ!やだやだ!返して!!!」

慌てふためいてこっちを叩いてくる稜を背中に、取り上げたものを見つめる。


「...何コレ」


細長くてピンク色のソレは、思っていたカタチとは違うモノだった。

オヨソ羚汰の知ってるソレとは違う、ボタンがついたペンのようで、先がちょっとだけ櫛のような物体だ。

今はこういうカタチが主流なんだろうか。


「もう!もう!!ヤダって言ったのに!」


モノが何か理解する前に、前に回ってきた稜に取り上げられてしまう。

稜はそのまま洗面台に向かって、何やら袋に入れて、大急ぎで鏡の横の戸棚にしまった。

「いくら夫婦でも、こういうのはやっぱり見られたくないよ!」

「...なんでそんなトコ仕舞うの?ベッドルーム持ってきゃいいじゃん」

洗面台の横が定位置ってオカシクないか。
俺の目に触れないようにと思ってなのか?

そこで、稜がふと何かに気付いたように振り返る。

「...ねえ。何だと思ってるの?」

ん?その口ぶり。

「...大人のオモチャだろ」




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「やべえ、まだおナカがイテぇ!!!」

「もう、本当に笑いすぎだから!!」


俺が、バイブかローターかと思ったあのブツは。

“アンダーヘアを整えるシェーバー”、らしい。


笑い転げながらも、今度はちゃんと見せてもらったし。
付属の使い方説明書も読んだ。

疑った『大人のおもちゃ』機能はどこにも付いてなかった。

「何でそんなのと間違えるかな!」

「稜が変に隠すからだろ~?」

「だって~!」

「こーんなカッコウしてさー」
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