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第4章 稜の秘密
「っく...」

ヤバイ。気持ち良すぎ。

奥まで勢い良くねじ込みたいのを、ぐっと我慢する。

ゆっくり入口を往復してー。

「んっ、あ...。りょう、た...っ」

もっと欲しいと手を伸ばしてくる稜に、体を寄せ抱きしめる。

頭を抱え首元に顔を埋めると、稜のエロくて濃ゆい匂いがしてる。

そこに唇を這わせながら、ぐぐっと奥まで体を進めてゆく。

「んっ...ぁあっ!」

俺にしがみつくように抱きついて、稜の体が小さく震えた。

ホントに笑い声が出ちゃうぐらい、可愛くて愛おしくてヤバイぐらい気持ちいい。

柔らかい耳たぶを口に含んで、舌を這わせる。

自然と速さと大きさが増す揺れに、稜の喘ぐ声も比例してくる。

「あっ...あ、...んっ」

気持ちいいけど、こんな体を密着させてたら、せっかく明るいのに顔が見れない。

抱きしめた稜の体を、ゆっくり起こしてゆく。

何故か稜が1番好きな体位。

俺としてはイマイチなんだけど、稜が好きだから仕方ない。

まぁ、好きな割には照れまくる稜の顔を見れるから、その点はイイ。

「っ、やだ。本当に明るい」

しがみつこうとする稜の体や頭を、撫でるようにして離す。

案の定過ぎて、また笑ってしまう。

「ダメだよ。顔見れないじゃん」

「っ、だってー」

顔を背け不服そうに尖った口を追いかけて、触れるだけのキスをする。

「ね。こっち見て」

そう言いながら体を揺らすと、小さく喘ぎ声を出しながらこちらに向いてきた。

「んあっ...はぁ、ずかしぃ、よ」

「いまさら?」

吹き出すのを堪えながら、覗き込むようにして俯き気味の彼女の顔にかかった髪を撫でるように避ける。

「やっと目が合った」

まだ戸惑いが残る瞳ではあるが、それ以上に色が浮かんでいて。
その瞳の色に、自分の血が沸くのがわかる。

気がついたら、さっき自分から引き離した稜の体を抱きしめていた。

「...羚汰?...あぁっ、んっ」

大きく稜を突き動かす。

もうゆっくりなんて動いてあげれそうにナイ。

柔らかに伸び上がる稜の体を引き寄せて、何度も突き上げる。

「ああっ、っ...んぁふ...んっ」

唇を塞いで、舌を貪る。

より一層彼女がきゅうきゅうと締め付けてくる。

「っ、そんなに、...気持ちい?」

「ああぁっ...んっ」

その声は、肯定の返事かな。
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