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第1章 新居
「ん...っ、もう?」

「うん。...ダメ?」

広げた足には、もう羚汰がすぐ側まできていて。
その存在を主張している。

「っ、すごい、おっきい...」

お風呂に一緒に入るのは、確か4日ぶりとかそのぐらいだ。
セックス自体も2日ぶりぐらいで。
普通のカップルならそのぐらいの頻度でも多いぐらいだろうけど。
以前は毎日のようにシテたのと比べると、やっぱり少なくなった感は否めない。

久しぶりだからか、羚汰のそれは既に大きく固くなっている。

思わず稜は、そこに手を伸ばす。

「っ!...こら、稜っ」

「なんで?ダメ?」

離されまいと、水の中で手を動かす。

「っは、...ダメだって」

ダメとは到底思えないような色っぽい声で囁かれて、口がまた塞がれる。

同時に羚汰の指が、稜のナカにするりと入ってきた。

「んっふぅ、っん」

羚汰の指は水の中なのに、ぬめりけを帯びて動いているのが分かって。
すっかり受け入れる準備が出来ているんだと思い知らされる。

互いのモノを捌きながら、荒い口付けを繰り返す。

「っ、稜っ。出ちゃう...からっ」

そんな声が聞こえた気がしたが、羚汰の指に翻弄されて、自分がどのように手を動かしているか忘れていた。

おデコをくっつけるようにして、羚汰が耐えているようだ。

体を起こすと同時にナカから指を引き抜かれ、その喪失感に体の力が抜けた一瞬を狙って、羚汰が体を進めきた。

「あっ...、んああっ...」

進めながら、太ももを引き寄せるようにして、稜の腰が、体が水面からほぼ出かかっている。

稜は、浴槽や手すりを必死で掴んで、その衝撃に体を震わせた。

その姿を見下ろしながら、羚汰がつぶやく。

「すげー、エロくて、ほんと、ヤバい」

そう言いながら、水の中で腰をゆったりと動き出す。

近づいてきた体に、稜は必死で腕を回す。

さっきまで手の中にあったモノが、今は稜のナカにあって。
より大きく猛々しくなっているのを感じる。

だけどその存在が愛おしくて。

もっと、もっとなって欲しい。

水しぶきを浴びながら、引き寄せられるようにまた唇が重なって。

水の中は、そこまで加速出来ない。
だけど、独特の抵抗感と、水がまとわりつく感覚が気持ちいい。
湯の中で温まって余計に蕩けそうだ。

「ん、...きもち、いいっ」

「俺も...」
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