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第6章 新婚初夜？

互いの体を引き寄せまさぐり合い、全身で肌を感じ、吐息ごと舌を絡ませる。

「んっふ...」

ねっとりと絡まる舌が、濡れて艶かしい唇が、幾度となく交わされる。

だけど。
もっと、もっと深く交わりたい。

羚汰の熱い塊がまだ履いたままのパジャマ越しに感じられ。
その重量感に、思わず手を伸ばす。

「...っ」

少しだけ身じろいだ羚汰だったが、その後促すように体を動かして。

誘導されるがままゆっくり手を滑らすと、足の根元に滑り込んだ手の中にずっしりとした重みを感じる。
羚汰のそれとは違う、張り詰めた袋の感覚。

「っ、...ずっと我慢してたから、んな触ったら...ヤバいんだけどっ」

余裕なさそうにそう溢す羚汰が、とてつもなく色っぽくて。
自分も同じように触られて悶えながらも、もっと、もっと。と撫でまわす。

「くっ...」

恐らくパンツの中で耐えきれなくなった羚汰が、自身を取り出す。

勢いよく飛び出したモノに、稜は手を伸ばす。

「っ、ダメだって...」

「なんで？」

私だって触りたい。
羚汰にも気持ち良くなって欲しいのに。

伸ばしていた手が遮られ、指が絡まる。
同時に唇がまた近づきその舌に翻弄されていると、ショーツの片側の紐が緩められてゆく。

何度か蜜を纏うように擦りつけられたかと思うと、ずぶずぶと音を立てて入ってくる。

「っは...んっ、...ああっ！」

ゆっくりナカを押し広げながらも奥まで突き立てられてゆく。

いつもより早い段階で羚汰が入ってきた。
体を貫く熱が体を急速に駆け巡る。

「っ...キツ」

「んあっ、...す、っごいよぉ...」

伸びあがる身体が抱きしめられ、互いの頭を掻き抱いて見つめ合いながら益々深く交わる。

羚汰の打ち付ける腰が次第に加速して、しがみつくのがやっとになってくる。

「っんはあ...ああっ！！」

「っりょ...うっ」

飛び跳ねては沈む２人の体が、ベッドの上で何度も何度もぶつかるように重なって。

角度を変え、律動を早めながらも、羚汰が一気に責め立てる。

そのことが何故だか稜は嬉しくて、羚汰の腕の中で瞬く間に上り詰めた。

「...あああ！りょぉ...あっ、ああっ！！」

「っ、くっ！！」

急ぎイク稜のナカで堪えようとした羚汰だったが、激流と呼べる程のうねりと痙攣に逆らえず、奥で熱を放った。